前編で話した「損切り」というトレーディング界のパワーワード。
金融界でトレーダーが「損切り」をすること、それは負けているトレーディングの被害を最小限にとどめるべく、自ら損を確定させること。
例えば子供とゲームセンターに行く。今日は1000円しか使わないぞ!と決める。
UFOキャッチャーで子供が欲しいおもちゃを狙うけど、全然取れない。
1000円使っちゃったけど、次は取れるかもしれない、だからこの損を取り返すまで頑張ろう。
そして帰る頃には3000円の損失。
これは「損切り」に失敗した人の典型。
トレーダーであれば、ここは1000円使ったところで損切りして帰らなければダメ。
ここまでがおさらいです。
損切りは決して良いことではなく、苦しい状況をそれ以上悪化させない苦肉の策。
後編ではこの損切りをどうやって私たちが日々の生活で生かせるかを考えてみます。
ボンボヤのメンバーでもある家族にはかわいい4歳の女の子がいました。
パパも音楽関連の活動をしていて、娘にはバイオリンをやらせる!と。
色々と調べて、お教室を比較して、小さいけど高いバイオリンを買い、自身も購入。
パパと娘、二人三脚での華やかな、THE東京チックなバイオリン生活スタートです。
バイオリンの教室にはこの先20年通うと約束。
毎日練習をし、教室に通い、擬似バイオリンまで裁縫で作り、発表会もある。
その女の子は習得も早く、先生にもとても褒められていました。
そんなある日、そのパパが私に言いました。
「バイオリン、やめることにしました!」
20年計画は、たったの4ヶ月で終了。
せっかく買ったバイオリンはおしゃれなインテリアと化しました。
なぜ辞めたのか聞いたら、「親子関係が悪くなるから」と。
これを聞いたとき、私はなんて素敵な行動だろう、最高だ!!
と思い、とにかく褒めました。大正解のチョイス、大正解の理由づけ。
そしてこれこそが、超ハイレベルの「損切り」。
このままどんどん親子関係が悪化するのであれば、どれだけ今まで投資していても辞めて良いと思う。
せっかく始めたのにもったいない、入会金も払ったのに、忍耐だ努力だ、才能があるかもしれない、諦め癖がつく。。。それもわかる、でもこのケースの「損切り」はお見事。
この家族はここで損切りをして、機会損失を最小限に抑え、スイミングや英語にシフト。
家庭のスタイルに合わないバイオリンを無理やり続けるよりずっと良いと思う!
4歳ちゃんの1時間は貴重、4歳ちゃんと過ごすパパの1時間も貴重。
次は我が家の話。
2016年に渡英したとき、息子は8歳。
イギリスで簡単な受験をして入った人気インターの様子がおかしい。
先生も生徒を見ていないし、生徒間のいじめも頻繁、スクールバス内でも揉め事ばかり。
でもこの学校に3年間は通うつもりで入学したし。。。なーんて!!!
息子とも話し合い、3ヶ月目には転校を決意、そこから猛勉強して2度受験、難関私立へ転校。
最高の転校だったし、転機だったし、家族が一致団結して決断した瞬間でした。
「もったいない」は英語でもMOTTAINAIと書かれることもある、日本語特有の表現。
バイオリンや入会金、受験にかかった塾代や学校の制服代などはいわゆる先行投資。
でもこの計画が失敗だった場合、これは投資ではなく浪費となる。
こういう時の「もったいない」は Sunk Cost、または Spilled Milk。
沈んだコストもこぼした牛乳も、戻ってくるわけじゃない。
戻ってこない労力やお金に対するMOTTAINAIは、きれいさっぱり忘れよう。
次に進むことで新たな時間が得られ、前に進める!
映画館で見ている映画がつまらないなら出るべきだし、
予約したホテルが想像と違ったなら泊まらなくてもいいし、
ママ友とのお茶会の内容が合わないなら帰ればいい。
習い事も、受験も、家の売買や車の売買、映画もレストランも。。。
人生は小さい決断の連続。
道がどんどん枝分かれし、どちらに進むかを決断し、それが運命となる。
分かれ道に立った時、有意義な「損切り」をするのはありだと思う!
<操縦室からの連絡>
サークルは全力で増やそうと努力をしています。
楽しいクルーのイベントも増えてきて最高に素敵💓
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@Natsuko ファスティングより、トップ画が新鮮すぎて😂
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@みゆき/娘(高1)/息子(小6) 愛の詰まったプレゼント案のgiverさん。
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新規クルーの皆様、楽しんでね!