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大人気、さわ先生との対談2回目です。
今回は子供ちゃんの発達障害(自閉スペクトラム症)について。


話せば話すほと優しくてかっこいい児童精神科医の @精神科医さわ 先生。
プロフィールを読ませていただいて、また泣けるんだな😭

今回はマヤ船長がさわ先生に子どもの心について色々と質問したいと思います。
発達障害って何?
スクールカウンセラーってどうやって使えばいいの?
一緒に明るく考えていきましょう!


<塩釜口こころクリニック>
河合佐和院長のプロフィールです

◎生きているだけで花丸◎
2021年3月というコロナ禍真っ只中に名古屋市天白区に児童精神科、心療内科を開院しま
した。開院して1年がたち、振り返ってみると、ただただがむしゃらに必死で駆け抜けた
開院1年目でした。
そもそも、なぜ開院しようと思ったかですが、私には発達障害で不登校の娘がいます。
初めての子育ては可愛くて可愛くて仕方ありませんでしたが、感覚過敏やこだわりが強か
ったり、癇癪がひどい長女の子育ては一筋縄ではいかず、私自身余裕がなくなり、外科医
の夫との関係もうまくいかなくなりました。そうして次女がうまれてすぐの頃に離婚をし
ました。実家には帰らず、1人で子育てと仕事をしました。
長女は、幼稚園までは通えていたのですが、小学校にあがると、学校に行けなくなりまし
た。対人緊張が強く、集団生活にうまく馴染めませんでした。開業医の父と、いわゆる教
育ママであった薬剤師の母から、「仕事なんてしている場合じゃない。患者さんを診てい
る場合じゃない。仕事をやめて、毎日あなたが付き添って学校に行かせるべきだ。」と言
われました。
しかし、私は開業という道を選びました。
開業して毎日クリニックに長女を連れていったら預け場所に悩まなくてすむという考えも
ありました(笑)。ですが、「一度きりの人生、自分がやりたいことをやる」という想いが
強かったのが一番です。
勤務医時代はアルコール依存症や統合失調症などの大人の精神疾患を主に診療していまし
た。しかし、自分自身の子育てを通して、児童精神科について勉強し、子育てに悩むお母
さんの心のケアなどを通して社会貢献したいという想いが今はとても強いです。
今日も長女は学校に行っていませんが、私も娘たちも毎日笑って過ごしています。
「生きているだけで花丸」そう思えるようになり心が楽になりました。
「○○であるべき(学校に行かせるべき、良い母親であるべきなど)」と思えば思うほど、育
児は苦しかったなぁと思います。完璧な人間なんていないので、ダメ人間な部分も受け入
れ合うことが私たちの精神衛生上,必要なことだと、自分自身を通してまた日々来院する患
者さん親子を通して感じる日々です。

プロフィール
河合佐和(かわいさわ)    児童精神科医、精神科専門医、公認心理師
三重県四日市市生まれ。開業医の家庭にうまれ、医学部を目指し、南山女子高校卒
業後、1年浪人を経て藤田医科大学医学部へ。学生時代はテニス部に所属。テニス
ばかりしていました。
鹿児島大学精神科、八事病院精神科を経て2021年に塩釜口こころクリニックを開
院。